海外のSNSで大バズりしていたアウトドアブランド「スタンレー」のタンブラー。
なかでも、保冷効果のあるストロー付きタンブラー「真空クエンチャー」が大人気で、一時期はアメリカで入荷待ちが3万人いると言われたほど、入手するのがかなり困難でした。
2023年にクエンチャーがSNSでバズったのをきっかけに、売上は10倍になりました。
日本でも2023年からクエンチャーが発売され、最近では、Afternoon Teaとのコラボデザインが発売されたり、モデルの滝沢眞規子さんがインスタで紹介していて、まだまだスタンレー人気が続きそうです。
ただのストロー付きタンブラーが、なぜ世界中でこんなに売れているのか?
不思議に思いませんか?
この記事では、なぜスタンレーのタンブラーがここまで人気が出たのか?
その背景と、バズりを生み出した要素を解説していきます。
スタンレーとは
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スタンレーは、1913年にアメリカで設立されたブランドです。
発明家・ウィリアム・スタンレーJr.氏が「温かい飲み物を、温かい状態で持ち運べるように」と開発した1本のボトルから始まりました。
スタンレーは、日本においても、以前からおしゃれなキャンパーさん達から支持されてるブランドです。
100年以上の歴史に裏打ちされた確かな品質で、ファンからは「孫の代まで使える」とも言われていて、大きな信頼が寄せられています。
クエンチャーが爆売れしたきっかけ
スタンレーの中でも絶大な人気を持つのが、保冷効果のあるストロー付きタンブラー「クエンチャー」です。
海外のインスタグラマー達の間でも、昨年末頃からクエンチャーが話題になっていました。
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海外のSNSでバズったことがきっかけ
クエンチャーの知名度が上がった理由は、アメリカで起こったある出来事がきっかけでした。
昨年、アメリカで車の火災事故が起き、消火後の車からクエンチャーが発見されました。そのクエンチャーは、火災した車内にあったにも関わらず、ほとんど傷んでいない状態だったそうです。
しかも、中身の氷は溶けきっておらず、カラカラと音を立てるほどでした。
クエンチャーの持ち主はとても驚いて、その様子を撮影してSNSにアップしたところ、どんどん拡散され、大バズりを生み出すことになりました。
そして、アメリカを中心とした海外では、SNSを活用する10代〜20代の若者を中心に、クエンチャーの認知が広まり、アウトドアだけでなく、日常使いする人たちが激増したのです。
その結果、売上も爆上がりしました。
経済誌『Forbes』によると、2023年にSNSで注目されて大人気になったことで、スタンレーの年間売上高は7500万ドル(約111億円)から7億5000万ドル(約1200億円)に跳ね上がりました。
日本でも大人気
日本でスタンレーが発売されたのは、今から10年以上前です。
その後、日本では2023年に、クエンチャーシリーズが発売されました。
日本で発売される際には、アメリカで販売されていたものは少し大きめだったので、日本人の手になじみやすいサイズ感にされています。
発売当初はコロナ禍だったため、お家時間や在宅ワークの時間が増えていったこともあり、デザイン性が高く、デイリー使いしやすい点が受け入れられた理由だったようです。
2024年8月には、Afternoon Teaとのコラボデザインが発売されたり、
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タキマキでお馴染みの滝沢眞規子さんが、インスタで紹介しています。
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クエンチャー 3つの魅力
真空断熱構造の性能の高さ
スタンレーが開発されたきっかけである「温かい飲み物を、温かい状態で持ち運べるように」を証明するように、高い保温性、保冷性が人気の理由の一つです。
また、冷たい飲み物を飲む時に結露が気になりますが、クエンチャーは真空断熱構造なので、ドリンクの温度を飲み頃に保つだけでなく、結露の心配は一切要りません。
そのため、持ち運びしやすく、快適に使うことができます。
デザイン性
クエンチャーは、カラー展開が豊富なもの魅力です。
最近では、キャンプやアウトドア向けだけでなく、日常で使いたくなるようなカラーがどんどん増えています。
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また、クエンチャーは880mlの大容量なのに、車のドリンクポケットに置けるデザインになっています。
そのため、長距離移動の多いアウトドアや、夏の暑い時期にも重宝されています。
飲み口は、回転式のフタになっており、ポジションによって、ストロー、直飲み、フタの3通りの使い方が可能です。
シーンや中身によって使い分けしやすいのも、便利ですよね。
サステナビリティ
クエンチャーは、リサイクルステンレスを利用したサステナブルアイテムなので、環境にも配慮されています。
また、タンブラーを持ち歩くことで、家でつくったお茶やコーヒーなどをクエンチャーに入れて持ち運べるので、環境に配慮していることがステイタスにもなります。
美容意識が高い人だと、ハーブティをクエンチャーに入れて持ち運ぶ人もいます。
タキマキも、インスタではオーツミルクと青汁を入れていましたね。
この点も、環境問題に対して意識の高い若い世代や、美意識の高い人たちから、大きく関心を引くようになりました。
高機能だから売れた訳ではない
クエンチャーの高い性能はもちろん、日常使いしたくなるデザイン、そしてサステナビリティという3つの魅力が重なることで、クエンチャーはただのタンブラーではなく、クエンチャーを持つこと自体がステイタスになるポジションを作り上げました。
つまり、若い世代を中心に、
クエンチャーが、サステナブルな自分を演出するためのファッション
になったのです。
タンブラーを持つことによって、若い世代がどんなライフスタイルを手に入れたいか?をうまく掴んで展開していますよね。
人はモノが欲しい訳ではく、モノを買った先の未来が欲しくて購入します。
クエンチャーでいえば、タンブラーという容れ物を求めていたのではなく、クエンチャーを持った先に得られるもの(サスティナブルな自分を演出する)を求めていた、ということです。
ディスクワークにもおすすめ
ここまでクエンチャーの魅力と、バズった理由を解説してきました。
クエンチャーはアウトドアはもちろん、デスクワークにもおすすめです。
- 高さがあってスリムなので、手もとのスペースを邪魔しない
- zoomなどのオンラインミーティング中でも、水分補給がしやすい
- 結露しないので、パソコン作業をする時に横に置いても安心
- キーボードを打つ手も濡れずに済む
可愛いデザインにデスクワークのテンションも上がりますよね!
気になる方は、ぜひお気に入りのカラーを見つけてみてください♡
では、本日も最後までご覧いただき、ありがとうございました。