女性の起業

「好きなことを仕事に」を信じてはいけない理由

弓絵
弓絵
こんにちは!弓絵です。 月収15万だったパートのシングルマザーが、月30万を稼ぎWebマーケティングで独立するまでを公開! これまでの経緯はこちら

今の仕事を嫌々やっている時、お金のためだけに我慢して職場に通っている時、

「好きなことを仕事にできたらいいのに」

と思うことってありますよね。

 

わたしもそうでした。

お金のためだけに条件の合う仕事を選んで、全然やりがいを感じられなくて。
「本当はもっと、好きなことを仕事にしたいのに・・・」
早く就業時間が終わらないかと、時計を何度も確認する毎日。

だけど、好きなことを仕事にしようと情報を仕入れて、通信講座やセミナーで学んでみても、実際には全然稼げない。

好きなことを仕事にしている人が羨ましくて、理想を実現できない自分を責める日々

「もうアラフォーだし、若い頃からやり直せたらいいのに!」

そんなことを思っていました。

 

でも、今では仕事がとても楽しいし、この仕事に出会えたおかげで、3年前のわたしが想像していなかったような働き方ができています

好きを仕事にしたくてもできなかったわたしが、どうやってやりがいのある仕事に出会えたのか?

こちらの記事では、「好きを仕事に」を本気で実現したい人のための解決策をお届けします。

好きを仕事にした方がいい?仕事にしない方がいい?

ローズ, 女性, 屋外, ドレス, 公園, 花, 自然

世の中の発信者を見ると、大きく2つの意見に分かれます。

「好きなことを仕事にするといい」
「好きなことは仕事じゃなくて、趣味にしておいた方がいい」

どちらも成功した人が言っていたりするので、一体どっちが本当なの?!

と迷ってしまいますよね。

結論から言うと、

「好きなこと」は仕事選びで大切な要素だけど、「好き」だけで仕事を選んではいけない

というのが、わたしの考えです。

好きなことを仕事にしてはいけない理由

無料 4Kの壁紙, アパート, インターネットの無料の写真素材 写真素材

なぜ「好き」だけで仕事を選んではいけないのか?

というと、好きというのは感情だからです。
そして、感情は状況や環境が変われば、簡単に変わってしまうものだからです。

 

たとえば、学生時代に好きだった子のことを、社会人になってからも好きだと思う人って、少ないと思います。

また、子ども時代にケーキ屋さんやお花屋さんに憧れていた女性も多いと思いますが、大人になってみると、意外と稼げなさそう、体力的にキツそう、など、意見も変わってくることが多いのではないでしょうか。

つまり、「好き」という感情だけで判断するのはリスクが大きいのです。

「好き」とは育てていくもの

好きとは、興味がある、もっと知りたい、という感情です。

やりがいのある仕事をしたい、と思った場合、大抵はまだ自分で経験したことがないことがほとんどです。

ということは、興味がある、というふわっとした不確かな感情だけで、仕事を決めようとしているということ。

 

恋愛でたとえると、

「あの人、かっこいい」
▶︎「もっと知りたい!近づきたい!」(興味がある)

となりますが、実際に付き合ってみると、なんか思ってたのと違った・・・

というのはよくあることです。

でもそこから、それまで知らなかったその人の魅力に気がついて、関係を育んでいくことができれば、この人は幸せになる確率が上がると思いませんか?

そして、好きを育てていくうちに、強い絆が生まれて、喧嘩をして一時的に不快な感情になったとしても、すぐに別れるという選択肢にはなりません。

 

仕事も同じで、「興味がある」という小さなきっかけを入り口に、「好き」を育てていくことが大切なのです。

仕事をしていれば、トラブルが起こったり、嫌な思いをすることもあります。

だからこそ、好きを育てていくことで、一時的な感情で、簡単に仕事を辞めてしまうことなく、実績を積み上げていくことができるのです。

ポイント

「好き」は育てていくもの

誰のために仕事するのか?

そして、もう一つ「好き」だけで仕事を選んでいけない理由があります。

それは、仕事は相手に喜んでもらったり、相手の悩みを解消することで、対価としてお金をいただけるものだからです。

つまり、価値を感じるのも、お金を払うのも、相手やお客さまだということです。

どんなに自分が好きなことを提供していても、受け取り手がいなければ意味がないのです。

 

その証拠に、かのウォルト・ディズニーも、こんな言葉を残しています。

自分たちのために商品をつくってはいけません。

人々が求めているものを知って、人々のために商品をつくりなさい。

ポイント

自分の「好き」だけをみていては、お金を生み出すことができない

「好き」と同じくらい大切な要素

女性, モデル, 肖像画, ポーズ, スタイル, ドレス, ファッション

「好きなこと」を考えるのと同時に、意識すべきことがあります。

それは、「自分の得意なこと」は何なのか?

「好き」と「得意」なことを組み合わせることです。

 

でも、わたしも得意なことなんてない・・・
人に自慢できることなんてない・・・

そう思った人もいるかも知れません。

でも、わたしもそうだったので、安心してください。
得意なことって、案外自分の足元に転がってるんです。

得意なことは、自分では気づきにくいのです。

なぜなら、自分では自然とやってしまうことだからです。

ポイント

周りに自慢できるようなことでなくても、あなたが自然とやってしまうこと、考えてしまうこと、調べてしまうこと、こんなことが得意なことにつながっています。

好きなことで、何をしているのが楽しい?

たとえば、わたしは「ファッション」が好きです。

そこで、過去のわたしは、
「ファッションが好きだし、接客経験もあるから、アパレルショップで働こう!」
と思い、実際にアパレルのお店でバイトしていました。

でも、全然楽しくない。
毎日、仕事に行くのが苦痛でした。

なぜかというと、わたしはファッションは好きだけど、人に服を選んだり、勧めたりするのは好きではなかったからです。

 

わたしは、過去に小売店の店舗で働いていたので、売れ筋の商品をどこにディスプレイしたらもっと売れるのか?どんな導線を作ったら、買い上げ点数が増えるのか?という戦略を考えるのに興味があったし、自然とやっていること(=得意なこと)だったんです。

でも、いちアルバイトに求められるのは、そんなことではありません。
アルバイトに求められるのは、お客さまに声をかけて、いかに買ってもらうか?

わたしは、接客しなくても自然と売れる仕組みに興味があったので、真逆のことをしていたんですよね。笑

 

つまり、ファッションは好き、だけど、ファッションを通してやりたいことはマーケティングを考えることだった、ということです。

好きは「名詞」で、得意は「動詞」

上記の例で気づいた方もいるかも知れません。

わたしの「好き」=ファッション
わたしの「得意」=マーケティングを考えること

つまり、

「好き」は名詞で、「得意」は動詞

だということです。

 

たとえば、あなたが「メイク」が好きだとしたら、得意なことは、、、

新しい商品を試すこと、人にメイクすること、商品を人に勧めること、新しい商品を開発すること、成分を分析すること、イベントで変身させること、などなど、たくさんの「得意」があります。

 

つまり、好きなことを考えるだけでは足りなくて、好きなことを考えた次に、得意なこと、自然とやってしまうことを探すことが必要なのです。

ステップ1 「好きなこと」を考える =名詞
ステップ2 「得意なこと」「自然とやってしまうこと」を考える =動詞

 

得意なことを深掘りしたい、自分で考えていても思いつかない場合は、こちらの本を読んでみることをオススメします。

注意:この本には、自分の才能を分析をするためのテストを受けられるアクセスコードがついてますが、一度使用すれば、使えません。もし分析をしたい場合は中古でなく、新品で購入してください。

まとめ 好きなことを得意な方法で仕事にしよう

屋外, 幸福, かわいい, ファッション, 田舎, 美しいです, 肖像, 赤

「自分の好きはなんだろう?」
「わたしの得意なことって、なんだろう?」
きっと、あなたは今、頭の中で考えているのではないでしょうか。

「好きなこと」と「得意なこと」
この2つを組み合わせることで、楽しく仕事をすることもできるし、嫌なことや落ち込むことがあったとしても、一時的な感情に流されずに実績を積み重ねていくことができます。

そして、この2つがあるからお客さまや相手にも喜んでもらうことができ、結果として収入も上がっていきます。

なにより、自分の仕事によって周りが喜んでくれる経験は、仕事を続けていく上で大きなやりがいになります

ぜひ、あなたの「好きなこと」=名詞、「得意なこと」=動詞、を考えてみてくださいね。